娘が中●生のころ、妻を亡くした。それからは、男手ひとつで愛情を注いで育ててきたつもりだ。そんな娘も今では社会人。だが酒癖が悪く、しょっちゅう酔いつぶれて帰ってくる。そのたびに介抱しながら、無防備に服を脱ぎ散らかして眠る姿にーー。亡き妻に重なる面影と、女としての色香に抗えず、俺は一線を越えてしまった。 審査番号299872